井の中の蛙 2013 7 13

 どうして政治家たちは、危機感がないのか。
私は、2012年1月27日と2013年6月2日に、
「スホーイ35(Su-35)」について書きました。
 Su-35スーパーフランカーとは、
ロシアが開発して、中国に輸出する、
第4.5世代のあらゆる戦闘機を凌駕する、世界最強の戦闘機です。
 つまり、Su-35は、戦闘能力において、
自衛隊の主力戦闘機であるF-15を上回っているということです。
一説には、次期主力戦闘機のF-35をも凌駕すると言われています。
 これが意味することは、
Su-35を使えば、米軍も含めて沖縄を全滅させることができるということです。
沖縄にある米軍の嘉手納基地に配備されているのは、F-15だからです。
 そういうわけで、中国がSu-35を配備すれば、
軍事バランスが大きく変わってしまうということです。
 現時点で、Su-35を上回るのは、米軍のF-22ラプターのみです。
しかし、F-22は、アメリカ本土に配備されているだけです。
 当面は、F-22を嘉手納基地に配備すれば、
何とか軍事バランスを維持できるでしょうが、
今、ロシアでは、T-50というステルス戦闘機を開発中です。
T-50は、F-22の性能を上回るかもしれません。
「井の中の蛙大海を知らず」
 「世界は広い」ということを知らず、
自分の周囲の限られた範囲の中で、
物事を考えている「見識の狭い人」のことです(広辞苑から)。

スホーイ35 2012 1 27
 あまり報道されていませんでしたが、
先週は(2012年1月27日当時)、このようなニュースがありました。
「中国が、ロシアから戦闘機Su-35(スホーイ35)を40機前後購入する予定」
 スホーイ35とは、諸説ありますが、
自衛隊が導入する予定のF35に匹敵する能力があると言われています。
 一方で、スホーイ35は、性能面で、F35に全く及ばないという説もありますが、
それでも、自衛隊の主力戦闘機F15を上回る性能があるでしょう。

Su-35 2013 6 2

書名 JWings 2013 7 Jウィング
出版社 イカロス出版

「ロシアがSu-35を配備するよりも、
中国が1機買う方が周辺国にとって厄介」

 Su-35スーパーフランカーとは、ロシアの新型戦闘機で、
第4.5世代のあらゆる戦闘機を凌駕する、世界最強の戦闘機です。
 もちろん、Su-35は、
自衛隊の主力戦闘機であるF-15を上回っているどころか、
一説には、次期主力戦闘機のF-35をも凌駕すると言われています。
 だからこそ、ロシアがSu-35を配備するよりも、
中国が1機買う方が周辺国にとって厄介なことになるです。
つまり、日本の空の防衛が危機的な状況に陥るのです。
 にもかかわらず、日本の政治家もマスコミも、
能天気(脳天気)にも「天下泰平の日々」です。
 ここに、日本エリートの弱点が明確に出ています。
欧米エリートの場合は、たとえ平和主義の人でも、
一般教養として、軍事知識を持っていますが、
日本エリートの場合は、軍事知識を持っている人はゼロでしょう。
これで文民統制ができるのでしょうか。
 Su-35は、ロシア空軍で配備開始で、
中国空軍でも導入計画が進んでいます。
 やがて、通常兵力でも、
中国は、日本を上回ることになるでしょう。
現時点でも、中国は、ミサイル兵力で、日本を圧倒しています。
 遠くない未来において、
日本は、軍事力を軽視してきた過ちが明白になるでしょう。
 防衛予算のGDP比1%というのは、経済が貧しい中小国のレベルです。
普通は、GDP比2%が、世界標準です。
 将来において、日本が中国の属国となっていく姿が見えてきましたね。
いや、日本自治区か。
Su-35は、その一歩、その象徴となるでしょう。






























































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